【保存版】運動なしでどんどん痩せる激やせダイエット方法18選
463904 Viewsダイエットをしている方におすすめの代謝をあげる漢方薬「大柴胡湯」

「代謝を上げたいんだけど、どうすればいいのかわからない……」
「いろいろ試すんだけど、なかなか代謝が上がらない……」
ダイエットに励む方にとって、いかにして”代謝を上げる”かはとても大切なテーマですよね。
しかし、その方法がわからない、食事や運動をがんばっても代謝が上がったように思えない、ということで悩む方は多いかもしれません。
そこでこの記事では、代謝を上げる漢方薬「大柴胡湯」(だいさいことう)をご紹介します。
それ以外にも、ダイエット効果を期待できるさまざまな漢方薬も取り上げていますので、「痩せる漢方」に興味のある方はぜひご一読ください。
Contents
代謝を上げる漢方薬「大柴胡湯」(だいさいことう)とは
大柴胡湯は、肝機能や乱れた自律神経の改善に有効な漢方薬です。
大柴胡湯の処方によって肝機能が改善すれば、肝臓の脂質過酸化が抑制され、脂質代謝の向上につながります。
また、坑ストレス作用によって自律神経の調整やホルモンバランスの正常化にも効果が期待できます。
脂質代謝の低下は、自律神経やホルモンバランスの乱れでもたらされることが少なくありません。
年齢やストレスなど、さまざまな原因で体の不調を覚える方がダイエットに生かす漢方薬として、脂質の代謝を上げる大柴胡湯はおすすめです。
大柴胡湯の成分と効果
大柴胡湯を構成するのは、以下の8種類の生薬です。
こちらでは、大柴胡湯を構成する生薬に含まれる成分およびその効果について説明します。
柴胡(サイコ)
基原 セリ科のミシマサイコ
成分 粗サポニン分画、サイコサポニンなど
薬理 肝障害作用、抗炎症作用、中枢抑制作用など
黄芩(オウゴン)
基原 シソ科のコガネバナ(周皮を除く根)
成分 バイカリン、バイカレイン、トリヒドロキシ、メトキシフラボンなど
薬理 抗炎症作用、肝繊維化抑制作用、坑ウイルス作用、解毒作用、抗腫瘍作用など
大黄(ダイオウ)
基原 タデ科の根茎
成分 アロエエモジン、レイン、レイノシド、リンドレイン、RG-タンニン、エピカテキンガレートなど
薬理 抗菌作用、抗腫瘍活性、消炎鎮痛作用、向精神作用、坑腎不全作用など
芍薬(シャクヤク)
基原 ボタン科のシャクヤク
成分 ペオニフロリン、ペンタガロイルグルコース、ペオニフロリンなど
薬理 血流改善作用、鎮痛作用、子宮筋収縮抑制作用など
生姜(ショウキョウ)
基原 ショウガ科ショウガの根茎
成分 ショーガオール、キンゲロール、ジンギベレン、ギンゲスルホン酸など
薬理 健胃作用、鎮痛作用、止瀉作用、鎮咳作用など
大棗(タイソウ)
基原 クロウメモドキ科のナツメ
成分 PCA反応抑制エチル-α-D-フルクトフラノシド、リジカミン、ノルヌシフェリンなど
薬理 坑アレルギー作用、坑ストレス作用、坑腫瘍作用、鎮静作用など
枳実(キジツ)
基原 ミカン科のダイダイ、ナツミカン
成分 水製エキス、ナリンギン、シネフリンなど
薬理 抗アレルギー作用、血流増加作用、子宮筋収縮抑制作用など
半夏(ハンゲ)
基原 サトイモ科のカラスビシャク
成分 多糖類、フラボノイドC-配糖体、フェルラ酸、ヒドロキシ脂肪酸など
薬理 抗炎症作用、坑嘔吐作用、血圧降下作用など
大柴胡湯の副作用
生薬で構成される大柴胡湯といえ、医療用薬品であるため副作用のリスクはゼロではありません。
服用後、呼吸困難や発熱、いつもと違う肺音がある場合は、間質性肺炎を引き起こしている可能性があります。
そのような場合はただちに服用を中止し、医師の診察を受けてください。
だるかったり、目や肌の色が黄色くなる皮膚異常が認められたりする場合、肝機能障害や黄疸の可能性があります。
この場合も使用を中止してしかるべき処置を受けてください。
その他注意すべき副作用として、食欲不振や腹痛、下痢など消化器官の不調があります。
大柴胡湯を使用する際の注意点
大柴胡湯を使用するにあたり、既往歴や処方中の他の漢方薬がある場合は注意してください。
他の漢方薬を併用する場合は、含有生薬の重複に注意します。
とくに大黄を含む製剤との重複には細心の注意が必要ですので、担当医の指示にしたがってください。
また、妊婦や妊娠の可能性のある方は、子宮の収縮や骨盤内臓器の充血作用により流産・早産の危険性があるため、使用は控えてください。
使用NGは授乳中の方も同じ。
漢方に含まれる成分が母乳を介して乳児に届き、下痢などの症状を引き起こす恐れがあります。
その他、慢性的に下痢症状を抱える方や著しく胃腸の弱い方、体力の低下している方も症状を悪化させる危険性があるため、使用を控えましょう。
代謝を上げる以外の漢方薬ダイエット効果
ダイエット効果を期待できる漢方薬は、代謝を上げる大柴胡湯だけではありません。
ここでは代謝を上げる以外の効果を期待できる漢方薬をご紹介します。
内臓脂肪の燃焼を助ける「防風通聖散」(ぼうふうつうしょうさん)
内臓脂肪の燃焼を助ける「防風通聖散」は、TVコマーシャルでもおなじみなのでご存じの方も多いのではないでしょうか。
防風通聖散には18種類の生薬が含まれており、脂肪の分解・燃焼を助けたり、排便を促して便秘を解消したりする効果を期待できます。
※注意すべき副作用
発疹、かゆみ、腹痛、吐き気、食欲不振、下痢など
むくみ解消につながる「防己黄耆湯(ぼういおうぎとう)」
水太りやお腹のたるみ、むくみに悩む方におすすめの漢方薬が、「防己黄耆湯」です。
6種類の生薬が配合されており、水代謝を改善してむくみを取り除く効果を期待できます。
また、胃腸の働きをよくする成分も含まれるため、消化器官が弱い方にも適しています。
※注意すべき副作用
発疹、かゆみ、食欲不振、胃部不快感、間質性肺炎、肝機能障害など
血行不良を改善する「当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)」
「当帰芍薬散」には血行不良を改善する働きがあり、血の巡りの悪い方や、貧血やめまいなどの慢性症状を抱える方におすすめです。
水代謝を良くする効果も期待できるため、むくみやすい体質の方にも向いています。
※注意すべき副作用
発疹、かゆみ、だるさ、食欲不振、嘔吐、腹痛、胃部不快感など
便通をよくする「潤腸湯(じゅんちょうとう)」
「潤腸湯」は、便を柔らかくして便通をよくする働きを持つ漢方薬です。
便秘気味の方や、便秘によるお腹のふくらみが気になる方におすすめです。
※注意すべき副作用
下痢、腹痛、嘔吐、胃部不快感、食欲不振など
まとめ
ダイエット効果を上げる目的で漢方を使用するなら、代謝を上げる大柴胡湯がおすすめです。
大柴胡湯を服用すると肝臓の脂質代謝が改善して代謝が上がり、脂肪の減少につながります。
8種類の生薬がもたらす効果により、自律神経やホルモンバランスの乱れが改善されることも、代謝を高めるポイントです。
ただし、使用の際は食欲不振や下痢、まれに起こる間質性肺炎や黄疸などの症状に注意してください。
妊婦さんや授乳婦さん、胃腸が虚弱な方は使用に向いていません。
ダイエットに適した漢方薬は大柴胡湯以外にもいろいろとありますので、医師に相談の上、ご自身の体質や状態に合うタイプを選び、安心安全なかたちで利用しましょう。