医療ダイエットとは？クリニックの選び方と医療痩身の効果を解説

「ダイエットしたいけど、自力で減量する自信がない……」
「ダイエットに効くサプリとかエステとか試したけど、一向に痩せる気がしない……」
「効果があるなら医療ダイエットを試したいけど、危なくない？」

いろいろなダイエット方法を試してもうまくいかず、医療ダイエットに興味を持ち始めたという方も多いのではないでしょうか？
痩身エステを試したけど効果がない、食事制限や運動がなかなか続かないという方は、医療の力を借りて痩せ体質をつくる医療ダイエット（医療痩身）がおすすめです。

医療ダイエットは医師資格を持つ医療従事者が施術を行い、使用される薬剤や治療法も承認を得た安全性の高いものなので、安心してサポートを受けることができます。
今回は、そんな医療ダイエットのメリット・デメリット、具体的な施術内容などを解説していきます。

クリニック選びの５つのポイント

医療ダイエットの施術の種類はさまざまで、得意分野もクリニックによって異なります。
望む施術を安心して受けるためにも、施術内容や得意分野、費用をHPで調べ、自分に合うクリニックかどうかをしっかり見極めることが大切です。
そこでここでは医療ダイエットの施術を行うクリニック選びのポイントを紹介します。

希望の施術を得意としている

実にたくさんの医療ダイエット系クリニックがありますが、それぞれ得意とする治療法や強みが異なります。
自分が受けたい施術に多くの治療実績があるクリニックだと安心して施術を受けられます。
クリニックを探す際は、自分が希望する治療法を取り扱っているか、その方面において多くの実績があるかを重視しつつHP等を調べましょう。

医師の実績や経歴、症例数が公開されている

医師の実績や経歴、症例数などもクリニック選びの重要な指標になります。
HPでこれらの情報が掲載され、なおかつ豊富な実績と症例数が認められれば信頼して任せてよいと判断できるでしょう。
症例数だけでなく症例写真なども公開されていると、治療を受けた後の仕上がりのイメージがわいて治療法を選択する際の参考にもなります。

費用を明記している

自由診療の医療ダイエットは高額になりやすく、HPに費用を明記しているクリニックだと安心して診察を受けられます。
大まかな費用の表示ではなく、部位別・注射量別に細かく明記されていると総額のコストもイメージできてわかりやすいです。
費用がオープンになっているかどうかもクリニックの信頼度を判断するうえで重要なポイントといってよいでしょう。

カウンセリングに力を入れている

クリニックのカウンセリングに対する取り組みや考えを見ることも参考になります。
カウンセリングに対する姿勢はそのまま相談者との向き合い方でもあるからです。

医療ダイエットではまずカウンセリングを行い、担当医が相談者の希望や悩みを聞き取ります。
カウンセリングに時間をかけてくれるということは、それだけ親身に相談にのってくれるということ。
悩みや相談事が多い場合はとくにカウンセリングに力を入れるクリニックを選ぶとよいでしょう。

最新の医療知識や技術をとり入れている

医療技術は絶えず進歩し、医療ダイエットの世界においても研究が進んで新しい治療法や薬剤が開発されています。
治療法は新しくなればなるほど有効性が高まり、副作用リスクも改善されるケースが少なくありません。
旧来の治療にとどまらず新しい医療知識と技術のアップデートに余念がないクリニックは施術の有効性と安全性において高い信頼が期待できます。

医療ダイエット（医療痩身）とは

医療ダイエットとは、内服薬や脂肪吸引など医療行為を通して痩身を目指すメディカルダイエットのことで、「医療痩身」とも呼ばれます。
まずは、医療ダイエットについて簡潔に説明するとともに、混同されやすい痩身エステとの違いを解説します。

医療の力で体型の悩みを解決する

医療ダイエットでは肥満治療や痩身、美容に知見のある医師が施術を行います。

医療ダイエットの施術を行うダイエット外来や肥満外来のあるクリニックには、医療痩身のためのメディカル機器や設備が導入されています。
在籍の看護師も、肥満治療や痩身に関連する看護技術を備えているのが特徴です。
つまり医療ダイエット系クリニックを受診する方は医学的な設備と環境が整うなかで、医師の全面サポートを得ながらボディケアを受けることができます。

もちろん治療方法は医学的なエビデンスに基づき行われ、内服薬は厚生労働省の認可を下りたものが処方されるため、安全性や品質に関しては問題ありません。

医療ダイエットと痩身エステの違い

医療ダイエットはエステサロンが行う痩身エステと混同されやすいですが、効果も施術方法も異なります。
痩身エステで効果を期待できるのは、むくみの解消や老廃物の排出、リラクゼーションなどで、脂肪を直接除去するような即効性の高い施術はありません。

痩身エステのみで痩せるのは難しく、食事制限と運動を並行して実施する必要があります。

≪医療ダイエットと痩身エステの違い≫

医療ダイエットと痩身エステのどちらがよいか迷われる方もいるかもしれません。
痩身エステに脂肪を直接取り除く効果や即効性は期待できず、メインはあくまで食生活の改善と運動になります。

自己管理のダイエットをフォローする手段としてマッサージを利用したいのであれば、痩身エステの利用でもよいでしょう。
そうではなく、医療の力を借りて脂肪の除去や減量を手っ取り早くかなえたいのであれば、医療ダイエットの利用が向いています。
自分がどうしたいのか利用の目的を明確にして自分に合う方法を見つけてください。

医療ダイエットの施術内容

医療ダイエットの施術には薬の服用をはじめ、注射、脂肪吸引などさまざまな種類があります。
それぞれどのような内容か見ていきましょう。

内服薬

医療ダイエットで処方される内服薬には、脂肪の燃焼促進や糖、油の排出、食欲抑制、脂肪の吸収抑制などに有効な種類があります。
これらダイエット効果に期待を持てる内服薬を定期的に摂取することで痩せ体質をつくっていきます。

脂肪溶解注射

脂肪溶解注射とは、文字通り注射によって脂肪を溶かして脂肪細胞の数を減少させる施術です。
部位ごとにアプローチできるため、希望の部位に限定した治療も難しくありません。
使用される薬剤はクリニックによって異なります。

GLP-1

GLP-1とは、インスリン分泌をコントロールして血糖値の上昇抑制に効果のある治療薬です。
血糖値の急激な上昇を抑えるため、満腹感を維持し過食を抑える効果も期待できます。

GLP-1の摂取は主に注射をして行いますが、クリニックによっては内服薬を取り扱うところもあります。

脂肪吸引

脂肪吸引は、カニューレと呼ばれる細い管を対象部位に挿入し、脂肪細胞を吸引して取り除く施術です。
顎のたるみや二の腕、お腹、太ももなど、落としたい脂肪に直接働きかけることができます。
気になる部分の脂肪を手っ取り早く取り除きたい方におすすめです。

脂肪冷却

脂肪冷却とは、脂肪細胞を冷却して破壊する施術です。
一度凍った脂肪細胞は常温に戻しても再生されないため、リバウンドの心配がありません。

また、メスや管を入れるような施術ではないため、肌を傷つけずにピンポイントで脂肪を落とすことができます。
こちらも気になる部位に直接アプローチする治療法なので、部分痩せを希望する方に最適です。

医療ダイエットのメリット

医療ダイエットには自助努力によるダイエットや痩身エステにはないさまざまなメリットが期待できます。

医師が最適な方法を提案してくれる

医療ダイエットでは、痩身や美容の方面で高い知見と治療実績を持つ医師がその人に合うベストな治療法を提案し、施術を行います。
施術に入る前のカウンセリングで相談者の悩みや体質、健康状態に関するヒアリングが行われるため、その人に合う治療法の選択や安全対策も難しくありません。
ダイエットを始めて不安になっても医師に相談して適宜アドバイスをもらえるところも安心です。

食事制限・運動のサポートになる

過度の食事制限や激しい運動をせずに痩せられるのも医療ダイエットのメリットです。

厳しい摂食やカロリー制限を課して減量に励む方も多いですが、多くの場合長続きせず挫折します。
有酸素運動や筋トレなどのトレーニングも、仕事が忙しかったり子育てに追われたりするなかで継続するのは簡単ではありません。

医療ダイエットを利用することで、食事制限や運動の不十分な部分を補い、ストレスなく痩せ体質に近づくことができます。

部分痩せも難しくない

医療ダイエットでは、食事制限やエステでは困難とされる「部分痩せ」も期待できます。
部分痩せとは二の腕や太もも、お腹回りなどとくに脂肪のたるみが気になる部位のみにアプローチして痩せることをいいます。

一般的に、食生活の改善のみでも落ちる内臓脂肪と比べ、体の表面についている皮下脂肪を落とすことは難しく、長い時間をかけてカロリー制限や運動に取り組む必要があります。
そのため通常のダイエットで希望の部位のみ脂肪を落とすのはほぼ不可能です。

対して医療ダイエットでは脂肪吸引など気になる部位に絞った施術も難しくなく、落ちにくい皮下脂肪でもピンポイントで落とせることがあります。

リバウンドのリスクが低い

医療ダイエットの施術によっては、リバウンドのリスクを抑えることも可能です。
脂肪冷却などの施術には脂肪細胞の数を直接減らす効果があるのですが、一度減った脂肪細胞が元に戻ることはありません。
そのためリバウンドしづらく、希望の体型を維持しやすくなるわけです。

医療ダイエットのデメリット

医療ダイエットにはさまざまなメリットがある一方で、以下のようなデメリットがある点にも注意してください。

副作用のリスク

医療ダイエットは薬剤を使う関係上、副作用のリスクはどうしても避けられません。
ただしこれは医療ダイエットの施術に限らず、どの医療行為にも言えることです。
副作用の内容は処方される薬剤によって異なるため、どのような副作用があるかについて診療時にしっかり説明を受けるようにしましょう。

また、医療ダイエットの施術の一つである脂肪吸引は手術に該当し、失敗のリスクがゼロではありません。
可能な限り失敗のリスクを減らすためにも、脂肪吸引の実績が豊富な医師やクリニックを選ぶことが重要です。

自由診療のため費用が高額になる

医療ダイエットは通常の診療と比べ、高額な費用になりやすいです。
というのも医療ダイエットの施術は保険適用外の自由診療だからです。
費用感は痩身エステと比べても高いと感じるかもしれません。

費用は治療の種類や選ぶクリニックによっても変わります。
診察を受ける前にクリニック事の料金体系を比較して調べ、自分に合う治療法とクリニックを選択するようにしましょう。

まとめ

最後に、今回ご紹介した医療ダイエット情報をまとめます。

施術内容は肥満遺伝子検査から脂肪冷却、脂肪溶解注射、サプリメント、脂質・糖質代謝を促すダイエット点滴まで幅広く、最新の治療法も交えながらみなさまのボディメイキングをサポートしています。
カウンセリングでも丁寧に話を聞きとり、一人ひとりに合う治療法の提案をさせていただきます。どうぞお気軽にご相談ください。