涙袋のヒアルロン酸注射の内出血の防ぎ方と早く治す方法

顔周りの美容医療は人気が高く多くの方が施術を受けており、特に「涙袋へのヒアルロン酸注射」が人気です。
しかし目元というデリケートな部位への施術による副作用が気になるという声も多く寄せられています。
ヒアルロン酸注射による代表的な副作用は内出血がよく知られていますが、これは正しく対処すれば予防する事が可能です。
今回は涙袋へのヒアルロン酸注射についてその特徴や副作用に予防策をご紹介します。

内出血を防ぐ方法

ヒアルロン酸注射による内出血は注射器を使用する以上、完全に無くす事は難しいというのが現状です。
ただし、限りなく内出血のリスクを下げる事は「マイクロカニューレ」という鈍針の注射針を用いる事で可能になります。
一般的に使用されている注射針は先端が尖った形状をしていますが、マイクロカニューレは先端が丸みを帯びた形状になっているのが大きな特徴です。
また、通常の注射針よりも柔らかい素材が使われているため、肌への刺激を和らげる事に成功しています。

先端が尖った通常の注射針は皮膚への刺激が比較的強く、血管に刺さった場合に大きな内出血を起こしてしまうリスクがあります。
特に涙袋周辺には血管が集中しているため、こうしたリスクをなるべく抑える工夫が重要になるのです。
先端が丸くしなる程に柔らかいマイクロカニューレであれば、こうした内出血のリスクを抑える事が出来ます。
また、通常の注射針は成分を注入するための穴が先端に設けられていますが、マイクロカニューレは針の側面に注入口があるのも特徴です。
これによって一回の注射で均一にヒアルロン酸を行き渡らせる事が可能になるので、血流障害などのリスクも抑えられます。
マイクロカニューレはヒアルロン酸注射に適した医療器具なのです。

施術後の過ごし方のポイント

涙袋へのヒアルロン酸注射は比較的手軽に利用出来る効果的なプチ整形として好評ですが、あくまで注射器を用いる医療行為という事を念頭に置いてください。
施術後のトラブルを避けるためには、施術後に適切な生活を送る事も重要になるのです。
当院では施術後の日常生活で以下の様なポイントに気をつけるようお願いしています。

激しい運動は禁止

ヒアルロン酸注射による内出血は体内の血流状況によって発生確率が変動します。
例えば施術直後には内出血が起きていなくても、施術後に激しい運動を行う事で血流が良くなると内出血を誘発してしまう可能性があるのです。
もちろん普通に歩く程度の運動や家事、重い荷物を運んだり走ったりなど激しい運動を伴わない仕事であれば行っても問題はありません。
施術当日には筋力トレーニングやランニングといった負荷の大きい運動は避けるようにしましょう。

なお、激しい運動以外でも血流が良くなるケースはあります。
例えば熱めのお風呂に長時間浸かるといった行動も血流を促進する代表例です。
内出血を抑えるためには、施術当日はなるべく温めのシャワーで済ませるのがベターと言えるでしょう。
食生活においては飲酒が血流促進に効果があると言われています。
晩酌で適量を摂取するのであれば問題ありませんが、施術当日に飲み会に行くといった予定があるようであればキャンセルしておくのがおすすめです。
もしくはその日の予定と相談して、安全に施術出来る日を選ぶようにしましょう。

まとめ

まとめ
涙袋へのヒアルロン酸注射は目元のしわや溝を持ち上げる効果があり、顔の印象を明るくしたい人におすすめのプチ整形です。
内出血など副作用を招くリスクもありますが、施術部位を冷やすなどの対処でリスクを抑える事も出来ます。
針先が丸いマイクロカニューレを用いる事で内出血のリスクを大きく下げる事も可能です。
内出血など副作用の防ぎ方を理解した上で涙袋へのヒアルロン酸注射を利用してみてください。