プロペシアやめてよかった?続けるか悩んでいる方へ必見のアドバイス

「効果はあるけどプロペシアをやめようかな・・・」
このようなことで悩んでいませんか?
AGA治療を開始して、効果は実感できているけどいつまで続ければいいのか、費用が高くてやめようかなど色々考えてしまいますよね。

なぜなら、AGA治療は一生続く治療と言われているからです。
現在のAGA治療は根本治療が難しいため、進行を食い止めたり、増毛するだけの治療法です。

治療を一生続けなくてはいけないと思うと少し気が重くなりますよね。
ですが、実際に一生AGA治療を続けている人は多くありません。
ライフステージが変わるにつれて、徐々に薄毛を気にしなくなり、治療をやめる方もいます。

そこでこの記事では「プロペシアをやめてよかったケース」・「やめるかどうか検討するケース」について解説します。
この記事を読んでいただければ治療をやめてよかったと思えるような、やめるべきタイミングがきっとわかるはずです。
ぜひ最後までご覧ください。

プロペシアとフィナステリドの違いについて
プロペシアはフィナステリドを有効成分とするアメリカのメルク社が開発した男性型脱毛症用薬(AGA治療薬)です。
フィナステリドを有効成分とするプロペシアのジェネリック医薬品フィナステリド錠もまとめてフィナステリドと呼ばれる場合があります。
どちらもAGAの進行を止める点は変わりません。
この記事ではプロペシア=フィナステリドとしてご紹介いたします。

プロペシア(フィナステリド)をやめてよかった!

プロペシア(フィナステリド)をやめてよかった!

まず初めにプロペシアをやめてよかったことについてご紹介します。
プロペシアをやめることで得られるメリットは下記の通りです。

  • 経済的に楽になった
  • 副作用がなくなった
  • ストレスがなくなった

順番に解説していきます。

経済的に楽になった

治療をやめることで経済的に楽になります。
当然ですがプロペシアを中止すると、それ以降、治療薬にかかる費用を払う必要がなくなるからです。

AGAは進行型の脱毛症であり、AGA治療薬は一定期間使い続けなければ効果を感じられません
安価なジェネリック品を使うことも可能ですが、それでも毎月の出費が経済的な負担になることもあります。
プロペシアをやめてよかった一番の理由は治療費がなくなることです。

副作用が無くなった

治療中に感じていた副作用がなくなります。
薬を使うのをやめることで、副作用のリスクが無くなるからです。
プロペシアの代表的な副作用は「性欲減退(1~5%)」であり、続いて「肝機能障害」「性機能障害」「気分の落ち込み」などが報告されています。

副作用の感じ方には個人差があります。
副作用が表れないかたもいます。
もしも、あなたが治療中に副作用で悩んでいたとしたらプロペシアをやめることで、副作用のリスクから解放されることは大きなメリットとなります

ストレスがなくなった

ストレスがなくなります。
治療を止めることで、効果を実感できないストレスから解放されるからです。

薬を飲んでもなかなか結果が出ないと「焦り」や「不安」を感じ始めます。
改善されない薄毛症状にイライラし、不満が募る毎日。
さらにストレスは過食や睡眠不足を招き、どんどん悪循環が進んでいきます。

これらのストレスから解放されることもプロペシアをやめてよかった理由になります。

プロペシアの添付文書に「3ヵ月の連日投与により効果が発現する場合もあるが、効果が確認できるまで通常6ヵ月の連日投与が必要である」となっています。
本当に効果が出ていないのかは慎重に判断しなければなりません。
なので、薄毛改善の実感がないからといって個人で判断せず、医師に相談するようにしてください。
参照:プロペシア錠添付文書(第4版)

プロペシアやめたらどうなるのか【リスク編】

プロペシアやめたらどうなるのか【リスク編】

この章ではプロペシアをやめたらどのようなリスクがあるかについて解説していきます。
冒頭でもお伝えしたようにAGAの根本的な治療方法は確立されていません。
あくまでも、進行を遅らせたり、治療中に発毛を促進する治療法です。

治療をとめることで起こるリスクも存在します。
プロペシアをやめることで起こりうるリスクは下記の通りです。

【プロペシアをやめることで起こりうるリスク】
  • 治療前の状態に戻る
  • 薄毛が進行する
  • 再開しても同様の効果が得られない可能性もある

これらについて解説していきます。

治療前の状態に戻る

プロペシアの服用をやめることで治療前の状態に戻ることがあります。
これは、AGA治療が根本治療ではなく、継続して薬を飲むことを前提とした治療法だからです

プロペシアの服用を中止すると、そこまでに得られた「髪の密度」や「太さ」「量」といった薄毛改善効果がなくなることもあります。
たとえ、1年続けて薄毛の改善が見られていたとしても、薬をやめてしばらくすると元に戻ってしまうのです。

治療前の状態に戻ることがプロペシアをやめるリスクの一つです。

薄毛が進行する

服用前よりも薄毛が進行する可能性があります。
プロペシアの作用機序は、DHT(ジヒドロテストステロン)の生成を阻害し、薄毛の進行を遅らせることだからです。

当然、薬をやめることで薄毛の進行を遅らせる効果がなくなります。
進行を遅らせる効果がなくなることで薄毛が進行していきます。

場合によっては治療前よりも薄毛が進行するケースも珍しくありません。
また、見た目の変化がわからなくても、プロペシアの効果で現状維持できている場合もあります
なので、プロペシアを中止することで、薄毛の進行を再開させるリスクがあります。

再開しても同様の効果が得られない可能性もある

一度やめて再開しても同様の効果が得られない可能性があります。
これは最初に治療したときよりも薄毛が進行してしまっていることがあるからです。

1年前に治療を開始したときに比べると、薄毛が進行していてプロペシアだけでは効果が得られないケースがあります。
AGAが進行性の疾患である以上一度やめて再開したとしても同じ効果が得られない可能性があるというリスクは避けられません。

治療にかかったお金と時間が無駄になる

治療にかけたお金と時間が無駄になる可能性もあります。
これは上記で解説したように、プロペシアの服用を中止することでAGAが再発して薄毛が進行してしまうからです。

プロペシアは半年程度、服用を継続する必要がある薬です。
一度服用をやめてしまうと、さらに時間とお金が必要です。

プロペシアを中止することで、治療前の状態に戻る可能性は非常に高いです。
いままで治療にかかったお金と時間が無駄になることもリスクの一つです。

よくあるAGA治療での後悔!効果があってもやめたくなる理由を解説

プロペシアをやめるタイミング

プロペシアをやめるタイミング

この章では服用の中止を検討してもよいケースを紹介していきます。
もしあなたが現在プロペシアを服用していて、下記のケースに当てはまっていて、続けるか悩んでいる場合は検討しても良いでしょう。

服用を中止する際は必ず事前に医師に相談することをお勧めいたします。

中止を検討しても良いケース
  • 1年以上継続しても効果がない
  • ミノキシジルと併用しても効果がない
  • 初期脱毛の期間が長い
  • 副作用が日常生活に影響
  • 妊活を計画している
  • 経済的にこれ以上の継続が難しい
  • 個人輸入のフィナステリドを使っている

それぞれ、解説します。

副作用が日常生活に影響している

副作用が日常生活に影響が出ている方は服用中止を検討しても良いでしょう。
副作用の影響は個人の体質によって差がありますが、日常生活に支障が出る場合は治療以前の問題です。

プロペシアの主な副作用は「勃起機能不全」「射精障害」「精液量減少」です。
これらの副作用がでる割合は1%と高くはありません。

なので、日常生活に影響がない場合はそれほど気にする必要はありません。
もし、副作用の症状が強すぎて悩んでいる場合は中止の検討をしても良いでしょう。

1年以上継続しても効果がない

1年以上継続しても効果を実感できない場合も中止を検討するケースです。
プロペシアは6ヶ月以上継続して使用することで効果がでる薬だからです。

もし、使用開始から1年以上継続してもまったく効果を実感できない場合は、薬があなたに合っていな場合や、治療方法が間違っている可能性もあります。

反対に使用してから3ヶ月くらいで効果を実感していない方は継続することをおすすめします
プロペシアは最低でも3ヶ月以上継続しかつ、半年経過したくらいから効果が表れる薬です。
もちろん効果を実感するのには個人差がありますが、最低でも半年は継続することがおすすめです。

1年以上服用を続けていても効果がまったく実感できない方はプロペシアの服用を中止して、他の治療法への切り替えを検討してください。

ミノキシジルと併用しても効果がない

プロメシアとミノキシジルを併用しているのに効果が実感できない場合も治療法の変更を検討してください。
併用しても効果が出ない場合は治療法が合っていない可能性が高まります。

プロペシアは薄毛の進行を遅らせる薬です。
一方でミノキシジルは発毛や紙の成長を促進します。

AGA治療では、プロペシアを内服して、AGAの進行を遅らせながら、ミノキシジルを患部に塗布する治療法があります。

どちらも使用して半年以上経過しているのにも関わらず効果をまったく実感できない場合は他の治療法を医師と相談することをおすすめします。

初期脱毛の期間が長い

初期脱毛の期間が長い場合は中止を検討します。
これはプロペシアがあなたにあっていない可能性があります。
初期脱毛の期間は1~2ヶ月程度でおさまるとされています。
場合によっては3ヶ月以上続くこともあります。

初期脱毛が長いと感じた場合はまずは医師に相談して薬の効果を確認してください。

初期脱毛とはAGA治療を使用し始めて抜け毛が増えたように感じることです。
薬を使用して約10日~1ヶ月後に起こります。これは薬の作用でとどまっていた毛包が、成長期へと移行する過程で新しい髪の毛が古い髪の毛を押し出すことで脱毛する現象です。
そのため、初期脱毛は薬が効いている証拠でもあります。

妊活を計画している

妊活を計画している方は服用を中止してください
それは「性欲減退」「男性機能障害」などの副作用があるからです。
妊活の妨げになる可能性が高いです。

誤解されがちなのが、プロペシアの成分が精液に強い影響を及ぼすと認識される方がいます。
プロペシアを服用している男性と女性が性交しても胎児への影響はほとんどないとされています。
ですが、成分が精液に溶け込む可能性が0ではありません。

さらに、万が一妊娠中の女性がプロペシアを誤って服用したり、触れた場合は男子胎児の生殖器官などに影響がでる恐れが高まります。
そもそも、プロペシアは女性の服用が禁止されています。
妊活を計画している方はよほどの理由がない限りはプロペシアの服用を中止することを強くおすすめします。

経済的に負担が大きい

いま使用しているあなたが経済的に厳しい場合は中止を検討してください。
なぜなら、現在のAGA治療は根本治療ではないからです。

AGAは進行性の病気で一度進行が開始すると、完全に停止させることが難しいです。
つまり、AGAは一度進行すると、完治させることは困難で、治療を続けることで進行を止めている状態です。

もし、あなたが今の頭皮の状態をずっと維持していきたいと思っている場合は、同様に今の治療をずっと続ける必要があります。
現時点で経済的な負担が大きい方は治療がずっと続くことを考えたうえで中止するかを検討したほうが良いでしょう。

プロペシアを個人輸入している

あなた自身が個人輸入したプロペシアを服用している場合はすぐに中止することをおすすめします。
プロペシアは国内で承認されたAGA治療薬であるものの、購入するためには医師の処方が必要です。

その一方で、海外のサイトから薬が手軽に購入できる状況になっています。
個人輸入で手に入れた薬の品質は保証されておらず、健康リスクは極めて高いと言えます
さらに、万が一深刻な副作用が起きた場合に個人輸入した薬を服用していると、医師の診断を受けられない可能性が高いです。

個人輸入によって手に入れたプロペシアを使用しているのであれば、すぐに服用を中止しましょう。

プロペシアの服用をやめるかの判断は自己判断で行うのではなく、必ず医師に相談したうえで決定するようにしてください。
服用をやめた場合の薄毛の進行や悪化のリスクについても総合的に判断しなくてはいけません。
プロペシア以外の治療法や、併用しながらの治療法もあります。
なので、必ず医師に相談するようにしてください。

AGA治療をやめるとどうなる?やめどきと一生続けるべきかを解説

プロペシア以外の治療法

プロペシア以外の治療法

プロペシアの使用を中止する際の代替治療には以下のような選択肢があります。

  • ミノキシジルの外用薬
  • デュタステリドの内服
  • 自毛植毛
  • レーザー治療
  • PRP療法

症状やニーズによって自分に合ったものを選びましょう。

ミノキシジルの外用

ミノキシジルはフィナステリドと同様にAGA治療における定番の治療薬です。
もともとミノキシジルは高血圧の薬であり、血管を広げる作用があります。
頭皮の血流が改善されることで、酸素や栄養が髪に届きやすくなるため発毛が促されるのです。

AGA治療ガイドラインでも「ミノキシジルの外用」の有効性は認められており「グレードA(ミノキシジル外用を行うよう強く勧める)」との記載があります

注意点としては、ミノキシジルには抜け毛を抑える効果はないことです。
これを補うためにフィナステリドと併用することで、より高い効果が期待できます。
切り替えるか、併用するか、の判断は個人では難しいので、信頼できる医師に相談してみましょう。

デュタステリドの内服

フィナステリド、ミノキシジルに加え、デュタステリドも主要なAGA治療薬の一つです。
デュタステリドの効果はフィナステリドと同様にDHTの生成を抑え、抜け毛を防ぐこと。
両者の違いは作用する酵素の種類の違いにあります。

デュタステリドは、テストステロンをジヒドロテストステロンへ変換する1型及び2型5
α還元酵素を阻害する(デュタステリド添付文書より引用)

2型のみに作用するフィナステリドに比べると、デュタステリドのほうが抜け毛の予防効果は高いとされています。
フィナステリドで満足いく効果を得られなかった方がデュタステリドに切り替え、薄毛が改善されることもあるでしょう

注意すべきなのはデュタステリドの方が副作用のリスクが高いことです。
性機能障害に加え「めまい」「腹部不快感」「倦怠感」が1%以下にあらわれる、とあるので薬の切り替えは医師と相談の上で行ってください。

自毛植毛

自毛植毛では、患者自身の髪の毛を使って薄毛の症状が目立つ部分に移植する方法です。
日本ではメジャーではありませんが、2015年には世界全体でおよそ40万件の自毛植毛手術が行われています。(国内AGA治療ガイドラインの推奨グレードB、ただし男性の場合)

自分の髪の毛を使うため、見た目も自然な仕上がりになりやすいのが特徴です
移植した髪は定着すると元通り成長するため、基本的に1回で治療は完了します。
1回あたりの費用が高いのがネックですが、長期的に見るとAGA治療薬をはじめとする他の治療法よりも安く済むケースもあるでしょう。

ただし、執刀医やサポートする看護師の技術によって仕上がりが左右されるため、クリニック選びがポイントです。
まずは植毛クリニックでカウンセリングを受けてみてはいかがでしょうか。

レーザー治療

低出力レーザーは比較的新しい薄毛治療法であり、最近日本にも広まってきました。
頭皮のミトコンドリアの細胞を活性化させ、髪の成長を促す方法です
副作用のリスクが低いのが特徴で、皮膚にトラブルが出ないレベルであることが動物実験で証明されています。
AGA治療ガイドラインでの推奨グレードもBで、ミノキシジルの外用と同等です。

レーザー治療を受けられるクリニックが増えてきているので、一度相談してみてもよいでしょう。

PRP療法

PRP療法は、患者自身の血液を用いた「髪の再生治療」です。
PRP(多血小板血漿)は細胞の成長因子を含み、頭皮に注入することで発毛・育毛を促すとされています
PRPから出る成長因子は傷ついた細胞の修復にも高い効果も。
自毛植毛と併用して効果を高める方法が取られることもあります。

自分の血液から採った成分を使うため副作用が出にくく施術も短時間で終わるため、仕事や家庭に支障なく治療を継続できるでしょう。
持病や服用している薬によっては治療を受けられないため、まずは医師に相談してみましょう。

まとめ

まとめ
「プロペシアをやめってよかった」について解説しました。
最後にもう一度おさらいします。

【プロペシアをやめて良かった】
  • 経済的に楽になった→治療以外に趣味にお金が使える
  • 副作用が無くなった→日常生活に支障がでなくなる
  • ストレスがなくなった→健康的な日々を過ごせる

プロペシアはAGAの根本治療ではなく、AGAの進行を食い止めるための薬です。
ライフステージやライフサイクルの変化に応じて、治療を続けるかどうかを医師と相談するとよいでしょう。

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