GLP-1ダイエットとは?効果や危険性・副作用について解説
GLP-1ダイエット薬の個人輸入は危険!安全に処方してもらう方法

「GLP-1を安く手に入れたい!」
「なるべく費用を抑えてGLP-1ダイエットを始めたい」
とお考えではありませんか?
GLP-1ダイエットを始めたいけど同じ薬なら安く手に入れたいと思うのは当然です。
安く手に入れたいからと言って個人輸入はおすすめしません。
なぜなら海外から医薬品を個人輸入することはリスクが多いためです。
そこで、この記事ではGLP-1個人輸入が危険な理由について詳しくご紹介します。
- 個人輸入のトラブル
- 個人輸入が危険な理由
GLP-1受容体作動薬は医薬品ですので、使用には必ず医師の診断が必要です。
この記事を読めばGLP-1受容体作動薬を個人輸入するリスクについて理解でき、個人輸入しようとは考えなくなるはずです。
ぜひご覧ください。
GLP-1受容体作動薬の入手方法
GLP-1の入手方法について解説します。
医薬品であるGLP-1受容体作動薬は本来であれば医療機関から処方されるのが通常です。
その他に、代行サイトを利用して個人輸入する、知人から譲り受けるなどが考えられます。
- 医療機関で診察を受けて処方される
- 代行サイトを利用して個人輸入(購入)する
- 知人から譲り受ける
それぞれ詳しく解説していきます。
医療機関で診察を受けて処方される
正しい入手方法は医療機関で診察を受けて処方してもらう方法です。
なぜならGLP-1受容体作動薬は医師の診断が必要な医薬品だからです。
病院の他にも美容クリニックなどでも処方してもらうことができます。
美容クリニックではオンライン診療も行っているところもあります。
自宅にいながら診察から薬の配送まで手配してくれます。
代行サイトを利用して個人輸入(購入)する
2つ目の方法が代行サイトを利用して個人輸入(購入)することです。
診察や通院をしなくても代行サイトを利用することで簡単に手に入れることができます。
ですが、簡単に入手できる代行サイトですが、処方される薬よりも高額であったり、リスクも伴うことを覚えておきましょう。
知人から譲り受ける
3つ目に考えられるのが、知人から譲り受ける方法です。
親族であっても処方された医薬品などを他人に譲ることは法律で禁止されています。
余ったからと言って安易に譲り受けないように注意しましょう。
個人輸入したときのリスクと注意点
個人輸入すればGLP-1受容体作動薬を安く購入できるとネットの書き込みを目にしますが、個人輸入にはさまざまなトラブルが潜んでおり注意が必要です。
安いからと安易な考えで個人輸入を始めるのではなく、事前に起こりうるトラブルを知っておくと回避に繋がります。
個人輸入するリスクは下記の通りです。
- 安全性が保証されていない
- 品質が保証されていない
- 正規品を偽った、模造品かもしれない
- 不衛生な場所で製造・保管された粗悪品かもしれない
- 副作用が起きた時の対処法が不明
- 処方される薬よりも高額になるケースもある
薬を個人輸入することは以上のようなリスクが存在します。
それぞれ解説していきます。
安全性が保証されていない
個人輸入する薬は安全性が保証されていません。
日本で品質や安全が確認された医薬品と違い、製造された国によっては品質が全く確認されずに販売されるケースもあります。
正規品を偽った、ニセモノかもしれない
正規品を偽ったニセモノである可能性があります。
実際にインターネットで購入したED治療薬の多くがニセモノだったという調査結果もあります。
日本では医薬品のニセモノはあまりなじみがありませんが、海外では多く流通しています。
中には正規品に酷似したニセモノもあり、医療従事者ではない方にはまったく見分けがつかないものも存在します。
不衛生な場所で製造・保管された粗悪品かもしれない
輸入される医薬品は製造過程もまったくわかりません。
衛星管理がきちんとした施設で製造されているかも不明です。
有害な不純物が混入している可能性もあるので注意が必要です。
副作用が起きた時の対処法が不明
個人輸入した医薬品を使用して副作用が起きた時に対処できない可能性があります。
薬の用法・用量や使用上の注意が外国語で書かれている場合があります。
その場合内容を正確に把握することが困難です。
また、個人輸入した医薬品を使用した場合成分や作用に関する十分な情報を把握できません。
そのため副作用が起きたとしても日本の医師が迅速に処置することが困難です。
処方される薬よりも高額になるケースもある
安く入手しようとして利用する代行サイトですが、かえって高額になるケースもあります。
海外から輸入するため送料や手数料などの負担で、国内で処方されるよりも高額になるためです。
参照:健康被害などリスクにご注意! 海外からの医薬品の個人輸入
参照:健康被害救済業務の概要
個人輸入で本当にあった健康被害
海外から個人輸入したGLP-1受容体作動薬で、健康被害にあったという事例はまだ報告されていないようですが、他の薬剤ではさまざまな健康被害が報告されています。
実際にあった事例について紹介していきます。
「ホスピタルダイエット」などと称する錠剤、カプセル剤
タイ製のやせ薬で「ホスピタルダイエット」と称する薬で重篤な健康被害報告があります。
平成17年8月下旬、目黒区在住の女性が、ダイエットの効果を期待し、携帯サイトを通じて「ヤンヒーホスピタルダイエット」と称される製品を購入しました。
携帯サイトは注文の際、身長、体重等を知らせると、海外の病院が処方したダイエット薬をタイ(バンコク)から個人輸入(輸入代行)できるというものでした。
製品が到着してから毎日、錠剤やカプセル計6種類を服用したところ、副作用により動悸、胸痛、口渇などの症状を呈し受診、入院しました。
幸い重症化せず、後に回復し退院しました。
引用:「ホスピタルダイエット」などと称されるタイ製のやせ薬にご注意ください
せん之素こう嚢(せんのもとこうのう)
平成14年3月頃、50代の女性が、痩身の目的で、中国から個人輸入した未承認医薬品(製品名:せん之素こう嚢(せんのもとこうのう)注、発売元:広東恵州市恵宝医薬保健品有限公司)を服用した。
服用後1ヶ月程度で、黄疸が現れ、臨床検査の結果、肝機能値に異常が認められ、入院加療を要した。
製品に標ぼうされている成分による肝障害は、現在までに報告されておらず、実際に服用していた製品を入手し分析を行ったものの、肝機能障害の原因となる物質は判明しなかった。
引用:個人輸入した未承認医薬品等の服用後に発生した健康被害事例について
このように、個人輸入した薬で健康被害や死亡する事例もあります。
安全にGLP-1ダイエットを始める方法
個人輸入した薬を使用するリスクがわかったところで、この章では安全にGLP-1ダイエットを始める方法について解説していきます。
事前に知って安全にGLP-1ダイエットを始めましょう。
医療機関で診察を受ける
まずは、必ず医療機関で診察を受けるようにしてください。
繰り返しになりますが、GLP-1は医師の診断が必要な医薬品です。
信頼できる医療機関で診察を受けるようにしましょう。
コロナ以降、オンライン診療が認められ、今では自宅にいながら診察を受けることも可能です。
地方にお住まいで、中々医療機関の選択が難しい方でもオンライン診療を利用することで、自分にあったクリニックを見つけることができます。
GLP-1ダイエットは保険適用される?費用を節約する3つの方法
リベルサスを処方してもらうには?正しい入手方法で安全に始める方法
副作用がある
医薬品であるGLP-1には、副作用が起こる可能性があります。
GLP-1の副作用には下記のようなものがあります。
- 消化器系の症状
- 吐き気
- 嘔吐
- 下痢
- 便秘
- 腹痛
- 食欲の変化
- 食欲不振
- 味覚の変化
- 血糖値に関する症状
- めまい
- その他
- 注射部位の痛み
- 発赤や腫れ
- 膵炎(急性膵炎または慢性膵炎)
- 腎機能の低下
- 発疹
- かゆみ
- アナフィラキシー
- 低血糖
よく起こる副作用として、消化器系の副作用があります。
これはGLP-1受容体作動薬が、腸に働きかける薬であることも要因です。
ほとんどの副作用は数日経てば治まります。
万が一、数日たっても症状が改善されない場合はすぐに、受診した医療機関に相談するようにしてください。
GLP-1ダイエットの副作用については下記記事で詳しく解説しています。
まとめ
GLP-1ダイエットの個人輸入する危険性について解説しました。
最後にもう一度おさらいしましょう。
- 安全性が保証されていない
- 品質が保証されていない
- 正規品を偽った、模造品かもしれない
- 不衛生な場所で製造・保管された粗悪品かもしれない
- 副作用が起きた時の対処法が不明
- 処方される薬よりも高額になるケースもある
個人輸入はリスクが多いので医療機関を受診するようにする
安全に始めるためにはまずは医療機関を受診することが重要です。
正しい入手方法で安全にGLP-1ダイエットを始めましょう。