ダイエット方法で体重が減り始める時期には差がある!傾向を紹介

「ダイエットで体重減り始めるのはいつ頃から?」
「ダイエット始めたけどなかなか効果がでない」
このような悩みを抱えてはいませんか。

ダイエットは体重が減り始めるまでに時間がかかります。
過度な食事制限を行えばすぐに効果が出るかもしれませんが、健康的ではありません。

適度な食事管理や運動・筋トレを取り入れた健康的なダイエットの場合、痩せ始めるのに1ヶ月以上はかかります。

本記事ではダイエットによって体重が減り始める時期や効果の出やすさ、効果が出てきたサインなどを紹介します。

ダイエットを始めたのに体重が減らないからと、節制した生活を辞めてしまうのはもったいないです。
せっかくダイエットを始めたなら、1〜3ヵ月程度は様子をみて習慣化していきましょう。

ダイエットによって体重が減り始める時期

ダイエットによって体重が減り始める時期
ダイエットを始めてどの程度の期間で体重が減り始めるのか気になることでしょう。
ここではダイエット方法別に紹介していきます。

有酸素運動の場合

有酸素運動でのダイエットを行った場合、体重が減り始める時期は1〜3ヶ月程度です。

有酸素運動とはランニングやウォーキング、スイミングなど、長時間継続して行う運動のことです。
有酸素運動を行うことで、体脂肪の燃焼が期待できます。

ダイエットに取り入れるべき有酸素運動は、1日30分程度のウォーキングです。
ダイエットでは1回の激しい運動ではなく、継続的に行うことによって効果が期待できます。

運動習慣があまりない人が、いきなりランニングのような高い強度の有酸素運動を始めると、つらいと感じてしまい継続できない可能性が高いです。

そのため、ダイエットで体重が減り始める1〜3ヶ月程度の時期まで、継続して続けられる30分程度のウォーキングを週に3〜4回実施すると良いでしょう。

筋トレの場合

筋トレでのダイエットを行った場合、体重が減り始める時期は1〜2ヶ月程度です。

一般的に1ヵ月程度で体重が減り始め、実際の見た目に変化が現れるまで、2ヶ月程度かかります。

筋トレの目的は筋肉量を増やし、基礎代謝量を上げることです。
体重を減らすには、摂取カロリー<消費カロリーとする必要があります。
基礎代謝量を上げると、ただ生活しているだけで消費するカロリー量が増えるため、体重が減りやすくなります。

筋トレでダイエットを始める場合は、スクワットがおすすめです。
人間の下半身には大きな筋肉がついており、そこを鍛えることで筋トレの効率が良くなります。

15回を1セットとしたスクワットを1日3セット行い、週に3〜4回の継続できる範囲で鍛えましょう。

食事管理の場合

食事管理でダイエットを行う場合、糖質制限を実施する人が多いです。
糖質制限を始めた場合、2週間〜1ヵ月程度で痩せ始めます。

糖質はごはんやパン、麺類などの炭水化物に多く含まれています。
また、お菓子や清涼飲料水などに、多く含まれている成分です。

ダイエットで糖質制限を取り入れる場合は、糖質を制限する代わりにタンパク質を積極的に摂取しましょう
タンパク質は肉や魚、大豆製品に多く含まれています。

また、糖質制限を行う場合は糖質を完全に抜くのではなく、少量は摂取するようにしましょう。
糖質を完全に抜いてしまうと、食事を戻したときにすぐにリバウンドする可能性が高いです。

痩せた体をキープするためにも過度な食事制限はやらないようにしましょう。

ダイエット効果の出やすさ

ダイエット効果の出やすさ
体重が減り始める時期は、取り入れているダイエットによって違います。
続いてはダイエットを始めたときに体に効果が出る順番や、男女による痩せやすさなどを説明します。

体に効果が出る順番

ダイエットによって体に効果がで始めるには順番があります。
効果が出る順番は以下のとおりです。

  • 1.手首・足首
  • 2.ふくらはぎ
  • 3.肩まわり・二の腕
  • 4.太もも
  • 5.胸・お腹・背中・腰
  • 6.お尻
  • 7.顔

体に効果が出やすい部位の手首・足首、ふくらはぎは、むくみやすい部分でもあります。
ダイエットを始めてむくみが改善することで、効果が出たと感じやすいです。

肩まわり・二の腕は意識しないと動かさない部位であるため、お肉がつきやすいです。
意識して運動し筋肉をつければ痩せやすい部分だといえます。

太ももやお尻など、下半身の気になる部位が痩せ始めたら、ダイエット効果がでている証拠だといえます。

男女で差がある

ダイエットによる効果の出やすさは、男女で差があります。
男性はお腹周りが痩せやすいですが、女性の場合はお腹周りのお肉がなかなか落とせません。

男女によって痩せる順番が違うのは、つきやすい脂肪の種類が違うからです。
男女でつきやすい脂肪の種類は以下のとおりです。

  • 男性:内臓脂肪型がつきやすい
  • 女性:皮下脂肪がつきやすい

脂肪の種類によって燃焼のしやすさが変わります。
皮下脂肪は内臓脂肪よりも燃焼しにくいため、女性の方がお腹周りのお肉が落ちにくい傾向にあります。

痩せやすい部位には個人差がある

痩せやすい部位は、骨格タイプによっても個人差があります。
骨格タイプには「骨格ストレート」「骨格ウェーブ」「骨格ナチュラル」の3つに分けられており、それぞれで痩せやすい部位が異なります。

骨格ストレートタイプは、全体的にがっちりとした体型で、特に上半身に筋肉がつきやすいです。
骨格ストレートタイプの人が太ると、「りんご型」のように太ります。
二の腕やお腹まわり、太ももに脂肪がつきやすいタイプです。

骨格ウェーブタイプは、下半身がずっしりとした体型です。
太ると「洋梨」のような体型になります。
下腹部やお尻、太ももなどにお肉がつきやすいです。
下半身をどうにかしようと意識し、上半身とのバランスが悪くなることが多いため、上半身と下半身をバランス良く鍛えましょう。

骨格ナチュラルタイプは、中性的な体型です。
太った場合は全身に脂肪がつき、体が大きく見えてしまいます。
一方で、骨格ナチュラルタイプの人は痩せやすいタイプだといわれているため、正しいトレーニングを行えば簡単に痩せられます。

ダイエットで効果が出てきたサイン

ダイエットで効果が出てきたサイン
続いてはダイエットで効果が出てきたサインを紹介します。
サインが出現すれば、ダイエットの効果が出ている証拠となるので覚えておくと良いでしょう。

脂肪が柔らかくなってくる

ダイエットの効果が出てくると、脂肪が柔らかくなってきます。
脂肪は余分な水分や老廃物が溜まっていると硬くなり、落としにくい状態です。

ダイエットを始めると脂肪細胞が小さくなり、余分な水分と老廃物が排出されやすくなるため、柔らかくなっていきます。
脂肪が柔らかくなると、体が脂肪をエネルギーとして使いやすくなるため、ダイエットの効果が上昇し、痩せやすい体になります。

ダイエットを始めたら、毎日お腹周りや太ももなどの気になる部分の脂肪を触り、柔らかくなってきたかチェックしましょう。

便通が良くなる

ダイエットを始めて、便通が良くなってきたら効果が出ているサインです。
便通が良くなっているということは、腸内環境が整ってきていることを意味します。

腸内環境が悪く便秘気味だとダイエットによくありません。
便秘になってしまうと体内に滞留している老廃物を吸収してしまい、代謝を妨げてしまいます。

ダイエットにより生活習慣が整い腸内環境が良くなると便秘が解消し、代謝機能が活発になり痩せやすくなります。
もし、便秘気味の場合は食物繊維を多く含む食材を摂取しましょう。
食物繊維が多い食材は、いも類や海藻類、ヨーグルトなどです。

手首・足首が細くなってくる

手首・足首は最初に痩せてくる体の部位です。
手首・足首が細くなってくると、効果が出ている証拠だといえます。

「いままでつけていた時計のベルトがゆるくなった」「靴下のひもが緩いと感じる」などと感じたら痩せ始めのサインだといえます。

ただし、最初に痩せてくる体の部分は個人差があるため、手首・足首以外から細くなることもあるので覚えておきましょう。

肌がきれいになる

肌がきれいになってきたら、ダイエットの効果が出ているサインです。

ダイエットではお菓子の糖質や悪質な脂質などを制限することにより、健康的な食生活を送れます。
食事管理の徹底により、栄養バランスが整い、肌がきれいになります。

また、筋トレや有酸素運動を取り入れることも肌の調子が良くなる要因のひとつです。
筋トレや有酸素運動により、代謝が上がることで血行やリンパの流れが良くなります。

血行が良くなることで、肌をきれいにするための栄養素が運びやすくなり、美肌へとつながります。

睡眠の質が向上する

ダイエットで睡眠の質が向上するのも、痩せ始めたサインです。

ダイエットによって食生活や運動の習慣ができることにより、生活習慣が整います。
また、生活習慣が整うことにより、自律神経も整い睡眠の質が向上します。

また、ダイエット前の太っている状態では、寝返りをうつときの体の負担が大きいです。
痩せ始めたことによって、寝返りがうてるようになり睡眠の質が向上します。

汗をかきやすくなる

ダイエットを始めて筋肉量が増えてくると、汗をかきやすくなります。
汗をかきやすくなると基礎代謝量が上がっていると判断でき、1日の消費カロリーが増加し、より痩せやすくなります。

代謝がよくなることは、運動の習慣や筋トレが良い効果を発揮している証拠です。
今の習慣を続けていくことで、ますますダイエットの効果が期待できるでしょう。

味覚が変化してくる

ダイエットを始めて食生活が改善されると、味覚が変化してきます。
ダイエットを始める前は濃い味を好んでいた人でも、薄味を好むようになるでしょう。

ダイエットでは余分な糖質や脂質を控えるため、食事を薄味に調整します。
また、サラダや魚など、ヘルシーな食材を頻繁に摂取するので、濃い味や脂っこいものが重たいと感じやすいです。

薄味の食べ物を好むようになると、1日の摂取カロリーも抑えられるようになり、より痩せやすくなります。

ダイエットの効果を高める方法

ダイエットの効果を高める方法
続いてはダイエットの効果を高める方法を紹介します。
最大限の効果が発揮できるよう、ここからの内容を参考にしてみてください。

生活リズムを整える

ダイエットの効果を高める方法は、生活リズムを整えることです。

生活リズムが乱れるとストレスがたまったり、睡眠不足が続いたりします。
ストレスや睡眠不足はダイエットに影響ないと感じるかもしれませんが、大きく関係します。

ストレスを溜め込んでしまうと「エモーショナルーティング」が発症しやすいです。
エモーショナルイーティングとは、感情が落ち込むことにより、満腹なのに食べてしまう行動です。

一方、睡眠不足が続くとホルモンバランスが乱れ、食欲に影響がでます。
睡眠不足が続くと、食欲を抑えてくれるホルモンが減少し、食欲を増進させるホルモンが増えてしまいます。

また、睡眠不足が続くと自律神経が乱れ、ストレスが溜まりエモーショナルイーティングが発症してしまうかもしれません。

生活習慣が乱れると、日常的に食べ過ぎてしまう可能性が高くなるため、注意しましょう。

毎日体重や体脂肪を記録する

毎日体重や体脂肪を記録すると、数値として体の変化がわかるようになるため、モチベーションの維持につながります。

ダイエットは継続した食事管理や運動習慣が大切です。
短期間の節制で終わらないためにも、モチベーションの維持は重要です。

モチベーションの維持以外にも、数字を記録しておくことで「少し体重が増えてるから最近食べ過ぎてるかも」と気づけます。
また、体重が減り続けている場合は、やり方が合っていると確信がもてるため、安心できます。

他にも数値としての記録だけではなく、ダイエットを始める前に体の写真を撮り、体型の変化にも目を向けることも効果的です。

食事の内容だけでなく食べ方も意識する

ダイエットの効果を引き上げるためには、食事の内容だけではなく食べ方も意識すると良いです。
食べ方で意識するポイントは、以下の3つです。

  • 食べる順番を工夫する
  • よく噛んでゆっくりと食べる
  • 夜遅くに食べない

「最初にサラダを食べると良い」ということを聞いたことがあるかもしれません。
理由は、サラダは血糖値の急上昇を抑えてくれる役目があるからです。
サラダ以外にも食物繊維を多く含む食材にも血糖値の急上昇を抑えてくれる効果があります。

よく噛んでゆっくり食べると満腹中枢が刺激され、少ない量で満腹感が得られます。
ダイエットでは食べ過ぎは禁物なので、よく噛んでゆっくりと食べる食事法は取り入れましょう。

夜遅くの食事では、脂肪を溜め込みやすくしてしまう「BMAL1(ビーマルワン)」というたんぱく質の分泌量が増えてしまいます。
特に、22時から2時の間に分泌量が増えるため、21時までに夕食を終わらせるように意識しましょう。

まとめ

まとめ
ダイエットを始めて体重が減り始める時期を、取り入れているダイエット方法別で紹介しました。
最後に、もう一度痩せ始めるまでの期間を確認してみましょう。

  • 有酸素運動:1〜3ヵ月程度
  • 筋トレ:1〜2ヵ月程度
  • 食事管理:2週間〜1ヵ月程度

ダイエットを始めて体重が減り始めるには、早くても2週間〜1ヵ月程度はかかります。
ダイエットでは効果が出るまで、継続しなくてはなりません。
また、効果が出たからといって、終わりではなく、食事管理や運動習慣を継続する必要があります。

ダイエットを始めて効果が出ない場合でも、継続していけば体重が減り始めるタイミングがありますので、諦めずに続けていきましょう。